…御報告です。
長らく休止していた「誰がパスをつなぐのか」ですが、
このたび形を変えて再開しました。
まず「ワールドサッカーグラフィック」誌上にて
「蹴導者たちの肖像」と題して隔月にて連載が始まっています。
これは、サブタイトルにある通り「誰がパスをつなぐのか・人物編」。
これまでの「テーマ」ごとから、「人」に切り口を変えて、日本サッカーを検証してみようという試みです。
現在リーダー的なポジションにある「人」に焦点を当てることで、「Jリーグ」を別の角度から見直す機会になれば、という企画。
ちなみに連載第一回の6月号では、鬼武チェアマンに登場してもらいました。
今月発売の8月号では、川崎フロンターレの武田社長のインタビューをお届けします。
以後も、Jクラブの社長を中心に紹介していく予定です。
また「サッカーJ+」では
「誰がパスをつなぐのか・クラブ編」が始まりました。
こちらは「クラブ」を切り口に、地元スポンサー、サポーターやボランティアなどを取り上げるページ。
言うまでもなく「ホームタウン」や「地域密着」といった考え方は、Jリーグの肝です。
ですが、頻繁に簡単に口にし過ぎて、どこかキャッチフレーズ化してしまっているような印象を、最近僕は持っています。「ホームタウン」とか「地域密着」を声高に叫ぶ人ほど、その土地は、地域は、どんな場所なのか。風土は、歴史は?といったあたりに実のところ無頓着なように見えたりする。
少なくとも、Jリーグができる以前から、そこには土地があり、その土地には歴史があり、人がいて、産業があったわけで、それを無視していきなり「ホームタウンだから」なんて言うのは、随分一方的な、サッカー(クラブとサポーター)にとって都合がいい話ではないかと。
そこで、そんなギャップを埋めながら、それぞれのクラブとホームタウンの関係に血を通わせることができれば、という思いで始めたのが、「誰がパスをつなぐのか・クラブ編」というわけです。
現在書店に並んでいる連載の1回目では、「清水(現在は静岡市清水区)とエスパルス」について取り上げました。
2回目は、「甲府とヴァンフォーレ」についてレポートする予定。
以後も、各地のJクラブとホームタウンを巡っていくつもりです。
以上、遅ればせの御報告です。
日本サッカーのパスをつなぐのは誰か――もちろん僕たち一人一人です。
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