前回は「プロ契約」について説明しましたが、今号ではその実態をクラブや選手ごとの事例を紹介しつつ、提示してみました。
といっても「事例」は僕が取材したものではなく、大学生が論文用に行なった「聞き取り調査」からピックアップさせてもらいました。
誌面の末尾にもちょっとだけ書きましたが、Jリーグができて13年、選手たちがレベルアップしたことはもちろんですが、こうしたマネジメントのジャンルにおいても次の世代は育ちつつあるのだと思います。
その国のサッカーの実力は、選手だけでなく協会、ファン、メディアなどの総合力によって決まる、と言われますが、同じようにJクラブの実力もやはり選手だけでなく、クラブのフロントスタッフ、サポーター、地域のメディアの総合力によって決まるのだろうと思います。
その意味で、今後(経験則だけでなく)きちんとクラブとサッカーを勉強した世代が登場してくることによって、JリーグとJクラブも次のステージに進んでいくのだろうと僕は思っています。
ちなみに、「Jクラブの実力」の中の「地域メディア」について、現在ちょっとした試みを立案中です。
とりわけJ2クラブを包む地元メディアの中には、サポーターなのかメディアなのか「?」なムードもあって、これでは強いクラブにはならんだろう…と感じることもあるので。
僕もメディアの人間なので、そのあたりに「未来」を見据えたアプローチをしてみたいと考えています。
実現することになったら、またご報告します。
今月も非常に興味深い内容で、楽しませていただきました。
やはり、選手の査定というのは結構あいまいというか、基準がまちまちだったり
するものなんですね。
(一見、基準がハッキリしているように見える「出場給」にしても、その出場
できるかどうかというのは、監督の意向次第だったりするわけですし…)
あと、読みながらふと思ったのは、海外のいわゆる”サッカー先進国”と言われる
ような国のリーグでは、この辺はどうなっているのだろうか?ということです。
おそらく、代理人を活用することが多いのだとは思いますが、それが出来ない
選手の場合など、ちょっと興味があるので、もし機会があればその辺も取り上げて
いただけると嬉しいです。
#それから、「立案中の試み」も(内容は分かりませんが(笑))楽しみに
しています。
イメージで、選手は高い給料を貰って、やりたいことを仕事にできていると思っていましたが、高い給料を貰えることや、サッカーを仕事として続けることの困難さを改めて感じました。
また、複数年契約や、レンタルなどの選手の契約の現状はどのようなことになっているのでしょうか?
今回は、コメントが遅くなりました。次号も楽しみにしています。